研究室生活でバッキバキに精神をすり減らした映画好き大学院生が選ぶ、傑作映画と予告7選

はじめに

 

どうも、研究室生活で身も心も疲れ切ってしまっているkuwaaaです。

 

映画って予告編を見るのも楽しみの1つですよね。僕が小中学生の頃はYouTubeがそれほど栄えていなくて、映画の予告を見ることができるのは映画館かテレビだけでした。予告を自由に見ることがレアだったためか、とてもワクワクしながら見ていたのを覚えています。

 

そんな経験から、YouTubeなどでいつでも予告を見ることができるようになった今でも、僕は予告を見るのが特別な感じがして好きです。楽しみにしている映画の予告は何十回と見てしまいます。

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スパイダーマン:スパイダーバース

この記事では、僕が独断と偏見で選んだ傑作映画予告を紹介しています。YouTube上にあるものなのでわりと新しめ?です。

映画本編の中身に関係なく選ぼうかと思ったのですが、せっかく予告を見るのですから、興味を持ったらそこからぜひ本編も見たくなるような映画予告がいいな、と思ってチョイスしました。我ながらセンスのある、バランスのいい傑作ばかりを選べたと思います。

それではどうぞ!

 

 

 

 

1.ボヘミアン・ラプソディ(2018)


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 2018年に公開され、世界中でイギリスのロックバンド「Queen」旋風を巻き起こした伝記音楽映画。アカデミー賞では主人公フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演男優賞を獲得したほか、最多4部門を受賞しました。

第1弾となるこの予告は、Queenとともにリードボーカルのフレディがスターダムに駆け上がる姿を代表曲「Bohemian Rhapsody」、「We will rock you」、「We are the champion」に乗せてフォーカスしています。

フレディの内面にはフォーカスせず、有名な曲のみを使っていることから、ライトな映画・音楽ファンも幅広く意識したものでしょう。光と影をチラ見せする王道のパターンではありますが、主張しすぎることなく、バランスが素晴らしいです。

予告の最後、大観衆の前で歌うフレディのシーンが期待を膨らませます。「映画館で観たい!」と思わせるのがとてもうまい予告編だと思います。

 

2.ソーシャル・ネットワーク(2011)


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 誰もが知るSNSフェイスブック創始者マーク・ザッカーバークがこの映画の主人公です。この予告編の素晴らしいところは何といっても音楽。フェイスブックの栄華の背後にある影を、安らかだけども少し悲しげな音楽が暗示します。デビッド・フィンチャー作品特有の暗い色味もマッチしていますね。

若き天才、ザッカーバーグのどこか常人離れした言動が垣間見えるシーンも見る意欲をかき立てます。

大学生におススメの映画で必ず出てくる作品。超絶ハッピー!な映画ではありませんが、2010年代を代表する傑作映画として海外のサイトでよく紹介されています。若者らしいエネルギッシュさと天才の孤独が見どころ。ザッカーバーグのやや偏屈な性格が表れる超早口な会話、ハーバード大学ヒエラルキー模様、ザッカーバーグが悪い顔しながらハッキングする姿がみられる最初の15分ほどのシーンが僕のお気に入りです。

 

3.テネット(2020)


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みんな大好きクリストファー・ノーランの監督作品。製作費は約200億円!。予告が出るまで時間をテーマにしたスパイ映画、という事前情報のみでしたが、この予告をみてもほとんど内容についてわからないようになっています。笑

ストーリーについてはあまり触れていないのに、独特な重低音を活かした音楽と、逆行する驚異の映像だけでノーラン監督が革新的な映画を作ろうとする意欲を感じさせます。どういう映画なんだろう?と観客に興味を持たせるのがとてもうまい予告だと思います。

 

4.スパイダーマン:スパイダーバース(2018)


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日本では知る人ぞ知る?アニメーション傑作映画。こちらは日本向けの予告。アメリカの本予告(こちらもかっこいい)とは違って、よりシリアスな雰囲気でストーリーをあまり出していないのがいいです。ピーター・パーカーの墓や「大いなる力には大いなる責任が伴う」、「運命を受け入れろ」のフレーズがサム・ライミ版初代スパイダーマンを感じられるつくりとなっていて、初代ファン向けの予告ではあるかもしれません。

それでも、本作品の真骨頂ともいえる最先端の映像美が堪能できる素晴らしい予告だと思います。本編もストーリー・キャラクター・音楽・映像どれもが最高な作品ですので気になった方はぜひ。できるだけいい環境で観ることをおススメします。笑

僕の中ではアニメ映画ナンバーワンです。老若男女、すべての方が楽しめます。

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5.ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)


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 トム・クルーズ主演の大ヒットスパイアクション映画。シリーズが進むにつれてトム・クルーズのひやひやするようなアクションがパワーアップしていく驚異的な作品です。この予告編は、トムの躍動感あふれる演技ををテンポよく見せながら、後半、緊迫したシーンに合わせてテーマ曲を効果的に使っているのが魅力的です。どんな映画のシリーズ作品であれ、(ファンなら特に)予告でテーマ曲が流れるのは胸が躍るものですが、このミッション:インポッシブルの予告編は突出して、ワクワク感を期待させるスリリングな演出になっています。まだまだ続編が公開されるということで、楽しみです!。

 

6.LIFE!(2013)


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この記事で取り上げた予告に限らず、『傑作予告には傑作音楽』の法則があると僕は思っていますが、この「LIFE!」の予告も例にもれず予告の音楽チョイス・配置が素晴らしいです。

予告前半では〔Bohemian Rhapsody〕の冒頭「Is this the real life?  Is this just fantasy?/これは現実の生活なのか?ただのファンタジーなのか?」が主人公の空想癖と合わせ、なんだかうまくいってなさそうな現実と対比させています。

後半では〔Step out〕に合わせ、大自然に飛び出す主人公の姿を映し出します。「なりたいものや やりたいこと… 沢山あったんだ」、「人生はきっと…知らない世界に飛び込むことよ」……。壮大な自然にぴったりなこの曲が、外に踏み出す(step out)主人公とマッチしています。あまり派手さはないものの、映画の世界にゆっくり引き込むような予告スタイルもいいですよね。

途中ではさまれる、問いかけるようなシンプルかつキャッチーな日本語フレーズのカットも映画(予告)の雰囲気にぴったりです。この映画、映画館で観たかったなあ…。

 

7.カーズ/クロスロード(2017)


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 ピクサーのアニメーション作品「カーズ」シリーズは、子供向けなのかもしれません。それでも、当時「カーズ2」しか観たことなかった大学生の僕ですら、この予告編を見たら映画館で観たいという気になりました。そして最終的に大傑作「カーズ」1作目を観ることができたので、この予告編にはとても感謝しています。(映画館で特典のばりばり子供向けなシールをもらっちゃいましたが…笑)もちろん、この3作目も最高でした。

冒頭で主人公マックイーンはいきなりクラッシュする本予告は「カーズ」ファンではない僕にも強烈な印象でした。そして世代交代の波に押されるマックイーンの表情はどこか暗く…。クールなカーレースのシーンを見せつつ、待ち受ける苦難を暗示するシリアスな雰囲気を混ぜるのが巧みですね。奥田民生の日本語版主題歌〔エンジン〕も「カーズ」シリーズのロードムービー的な世界観と調和しています。

ピクサー作品は子供向けでありながら(本当にそうなのか?とは思いますが)、王道のストーリーや普遍的なテーマを持ちつつ、キャラクターの感情や精神の葛藤や成長をごまかさず丁寧に描くのが傑作が多い理由だと思います。。アニメーションも美しく、常に3Dアニメの最先端を走っています。

自分には合わないかも、と思っている大人の方もドハマりするかもしれませんので、気になったらぜひ。

 

 

それではこれで以上です! 読んでくださりありがとうございました。